mocoVoiceの議事録作成機能では、標準で提供されているフォーマットに加え、ユーザー独自のカスタムフォーマットをアップロードして利用することが可能です。これにより、社内で標準化されたフォーマットや、特定の会議形式に合わせた独自のテンプレートで議事録を生成できます。
カスタムフォーマットとしてアップロードできるファイルは以下の通りです。
.md
(Markdown形式) または .txt
(プレーンテキスト形式)カスタムフォーマットは、基本的なテキストエディタやMarkdownエディタで作成できます。
重要なポイント:
{参加者}
や [議題]
のような 変数(プレースホルダー)を記述しても、それらが自動的に書き起こし内容で置き換えられるわけではありません。 AIはあくまでフォーマットの構成(見出し、箇条書きなど)を参考情報として利用します。.md
ファイルを使用する場合、Markdown記法(例: #
で見出し、 や でリスト、|
でテーブル)を利用して、より構造化されたフォーマットを作成できます。これにより、AIがフォーマットの意図を解釈しやすくなる可能性があります。//
で始まるコメントを挿入すると、AIがその指示(プロンプト)を読み取り、内容を制御できます。以下は、アップロード可能なカスタムフォーマットの一例です(Markdown形式)。
# 議事録
**参加者**:氏名(所属)
## 議題 // 議題は必ず3点に収める。
1. 議題1
2. 議題2
3. 議題3
## 決定事項
- 決定事項1(担当者:○○、期限:YYYY/MM/DD)
- 決定事項2(担当者:○○、期限:YYYY/MM/DD)
## 議論内容
### 1. 議題1
- 議論の概要・要点
- 意見や質問など
- 決定または次回への持ち越し事項
### 2. 議題2
- 議論の概要・要点
- 意見や質問など
- 決定または次回への持ち越し事項
### 3. 議題3
- 議論の概要・要点
- 意見や質問など
- 決定または次回への持ち越し事項
## 課題・次回のアクション
| No. | 内容 | 担当者 | 期限 |
| :-- | :--------- | :------- | :---------- |
| 1 | 課題内容1 | 担当者名 | YYYY/MM/DD |
| 2 | 課題内容2 | 担当者名 | YYYY/MM/DD |
## 次回会議予定
- **議題**:
- 議題1
- 議題2
## 備考
- その他特記すべき内容や補足事項
この例では、「参加者」「議題」「決定事項」などの見出しやリスト、テーブルといった構造がAIにとってのヒントとなります。AIは書き起こしの中からこれらの項目に関連しそうな内容を探し、フォーマットに沿って埋め込もうとします。